民族間
みんぞくかん
名詞
標準
文例 · 用例
民族間の戦争を誡め、平和を説いたものであるが、文字に書かれた、恐らく最古のものであろう。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
ともかくも世界じゅうの化け物たちの系図調べをする事によって古代民族間の交渉を探知する一つの手掛かりとなりうる事はむしろ既知の事実である。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
これは昨日、露店で見つけためずらしい古書――『諸民族間の法』――低地地方のリエージュで一六四二年に出版されたラテン語の本だ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
「罪人を絞罪の刑に処すると云う事は重にアングロサクソン民族間に行われた方法でありまして、それより古代に溯って考えますと首縊りは重に自殺の方法として行われた者であります。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
唯、かかる超唯物科学的なる現象に対して深き興味を有する拉甸人種間に伝われる記録及び迷信深き東洋諸民族間に残存せる伝説等に散見するあるのみ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
この驚くべく美しい、しかもまた真実なエッダ(Edda)の世界伝説は、他の自然民族間に伝わったあらゆる同種類の伝説に比べてはるかに優れたものである。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
更に各民族間の信頼が徹底したならば、東亜の最大能力を発揮するために諸国家は、みずから進んで国境を撤廃し、その完全な合同を熱望し、東亜大同国家の成立即ち大日本の東亜大拡大が実現せられることは疑いない。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
もちろん漢民族は自ら中華をもって誇っておったものの、今日東亜の大陸に歴史上何民族か判明しない種族の多いのを見ても民族間の対立感情が到底西洋の如くでなかったことを示している。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫