釈天
しゃくてん
名詞
標準
文例 · 用例
------------------------------------------------------------------●入力者注※1 インドラ=帝釈天。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
ここの呼吸を説明しているのが華厳経という経の主旨で、この宇宙一杯に拡がる網を帝釈網(諸法重々無尽なること帝釈天の天宮に掲げられたる宝網のごとし)と言います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
人が非常に惜しむ人は帝釈天も返してくださるものです。
— 蜻蛉 『源氏物語』 青空文庫
昔し阿修羅が帝釈天と戦って敗れたときは、八万四千の眷属を領して藕糸孔中に入って蔵れたとある。
— 夏目漱石 『一夜』 青空文庫
二人は柴又の帝釈天の傍まで来て、川甚という家へ這入って飯を食った。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
柴又の帝釈天の境内に来た時、彼らは平凡な堂宇を、義理に拝ませられたような顔をしてすぐ門を出た。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
帝釈天の硝子画ではないでしょうか。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
(八月三日)八十四○この頃病床の慰みにと人々より贈られたるものの中に 鳴雪翁より贈られたるは柴又の帝釈天の掛図である。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫