該博
がいはく
形容動詞名詞
標準
profundity
文例 · 用例
ああ、もう東京はいやだ、殺風景すぎる、僕は北京に行きたい、世界で一ばん古い都だ、あの都こそ、僕の性格に適しているのだ、なぜといえば、――と、れいの該博の知識の十分の七くらいを縷々と私に陳述して、そうして間もなく飄然と渡支した。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
このような時代においてもしある科学の全般にわたって間口も広く奥行も深く該博深遠な知識をもった学者があって、それが学習者を指導し各部分の専門的研究者や応用家の相談相手になって行くとすれば実にこの上もない事である。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
該博な批評家の評註は実際文化史思想史の一片として学問的の価値があるが、そうでない場合には批評される作家も、読者も、従って批評者も結局迷惑する場合が多いように思われる。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
たとへば、ですね、――」と、かねて抱懐してゐる該博なる菊の知識を披露しはじめた。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
絢爛たる才気と洗錬された趣味と該博な知識とを有った・端倪すべからざる才人だった。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
七、化学の知識――該博。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
植物は物により、地学は街から八〇キロメートル以内のあらゆる地域の泥汚れに限って該博。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
ブライアント(15)が、あのたいへん該博な『神話学』のなかで、『だれも異教徒の寓話を信じはしないが、それでいて、我々はいつもうっかり、それらの寓話を実在するものと思って、それらから推論をする』と言っているのは、それに似た誤謬の源を言っているのさ。
— THE PURLOINED LETTER 『盗まれた手紙』 青空文庫
作例 · 標準
彼の専門分野だけでなく、歴史や芸術にも該博な知識を持っており、いつも感心させられる。
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その教授は、長年の研究で培われた該博な知識を基に、学生たちに深い洞察を与えてくれた。
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この分野における彼の該博さは、業界内でも広く認められている。
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彼のような該博な人物が、このプロジェクトのリーダーを務めることになったのは心強い。
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