風琴
ふうきん
名詞
標準
organ
文例 · 用例
耶蘇教の家の羨ましく風琴の唱歌する聲をききつつ冬の夜幼なき眼に涙ながしぬ。
— 萩原朔太郎 『クリスマス』 青空文庫
はやり唄は場末の家の建壊しの跡などへ手風琴鳴しを一人連れて風の吹き曝しに向って唄い出す。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
彼は陳子文の葬の駒の音と、夜の外気に鳴る風琴の不気味を褥のなかで聞いた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
そうして、若い娘と若い男二人がその奇抜な新宅の設備にかかっている間に、年老った方の男一人は客車の屋根の片端に坐り込んで手風琴を鳴らしながら呑気そうな歌を唄う。
— 寺田寅彦 『鴉と唱歌』 青空文庫
手風琴の軽い調子が高い窓から響く。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
たとえば「パリの屋根の下」で町の歌い手が手風琴をひいて歌っている。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
黒い風琴おるがんをお彈きなさい 女のひとよあなたは黒い着物をきておるがんの前に坐りなさいあなたの指はおるがんを這ふのですかるく やさしく しめやかに 雪のふつてゐる音のやうにおるがんをお彈きなさい 女のひとよ。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
だれがそこで唱つてゐるのだれがそこでしんみりと聽いてゐるのああこのまつ黒な憂鬱の闇のなかでべつたりと壁にすひついておそろしい巨大の風琴を彈くのはだれですか宗教のはげしい感情 そのふるへけいれんするぱいぷおるがん れくれえむ!
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
作例 · 標準
教会の礼拝堂には、美しい風琴の音色が響き渡った。
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彼は古い風琴を大切に手入れしている。
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風琴の音色は、聴く人の心を落ち着かせる。
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