火管
かかん
名詞
標準
文例 · 用例
「防空壕やったら、あんた、誰に気兼遠慮もいらんし、夜空襲がはいっても、身体|動かす世話はいらんし、燈火管制もいらんし、ほんま気楽で宜しあっせ」 そして、わては最後までこの大阪に踏み止って頑張りまんねんと、他アやんは言い、「メリ助が怖うてシャツは着られまっかいな。
— ――戦災余話 『起ち上る大阪』 青空文庫
・みんなしづくしてはれるそら 風ふく餅をたべてはひとり遊ぶ児 大きな松がある、そこが警察です・どこかに月がある街から街へ・月がまうへのかげをふむ 燈火管制の月夜をさまよふ 南無地蔵尊、こどもらがあげる藪椿 三月六日晴、よい朝ではじまつてわるい夜で終つた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
防空デー、燈火管制の日、朝からサイレンが鳴りひゞく。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
今夜も昨夜のやうに蚊帳を吊らなかつた、肌寒い、燈火管制で点燈しない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
・晴れきつて青さ防空のサイレンうなる しきりに撃ちまくる星がぴかぴか・燈火管制の、風が出て虫が鳴きつのる 燈火管制・まつくらやみで煮えてる音は佃煮・ぴつたりけさも明星がそこに 九月十九日 快晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
関門地方は燈火管制で真暗だ、その闇の中を出征する光景はまことに戦時気分いつぱいだ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
夕、山口まで散歩、燈火管制は暗くて陰気だつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
夜は燈火管制で暗いので、涼み台がおそくまで賑やかだつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫