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結び文

むすびぶみ
名詞
1
標準
knotted letter
文例 · 用例
現に小さい結び文が落ちていた。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
半七はその結び文をあけて見ると、女文字で「十五や御ようじん」と書いてあった。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
なんでもいい」 半七はその帳面を受け取って、かの結び文の「十五や御ようじん」と引き合わせると、松吉も縁へ這いあがって覗き込んだ。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
むむ、長崎か……長崎か……」 長崎を口のうちで繰り返した後に、半七は証拠の結び文と売揚げ帳をふところへ押し込んだ。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
今日で云えば、この木魚は郵便ポストのようなもので、誰もいない時は此のポストへ結び文を押し込んで置いて、なにかの打ち合わせをする約束になっていたんです。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
全真かおまんが明ければいいが、他の三人が明けることになって、折角の結び文が他人の手に渡ってしまっては、御用心が御用心にならない。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
私が乗り込んだ五日目まで、結び文はちゃんと残っていました」 これで事件の真相は明白になったが、まだ判らないのは二人の女が其の後も古寺へ出入りして、かの元八をも同じ井戸に葬ったことである。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
その襟巻を行儀よく二つ折りにした折り目に他方の端をさし込んだその端がしわ一つなくきちんとそろって結び文の端のように、おたいこ結びの帯の端のように斜めに胸の上に現われていた。
寺田寅彦 俳諧瑣談 青空文庫
作例 · 標準
秘めた恋文を結び文にして、人目に付かないようこっそりと彼女の机の隅に置いた。
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平安時代の貴族たちは、季節の花を添えた結び文で、風雅に自分の想いを伝えたという。
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博物館の展示ケースの中で、千年以上前のものとされる貴重な結び文の断片を見た。
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