園池
えんち
名詞
標準
garden with a pond
文例 · 用例
私の友人でやはり京都の哲学科に来ていた一高出身の谷川徹三、日高第四郎、学習院出身で美学を専攻していた園池公功らは白樺派の人々に接近していたので、私も誘われて、新しい村の講演会を聴きに行ったこともある。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
何より以家屋園池之結構、小障子一枚といへども、一草一礫といへ共、みな/\心を用ひ、額聯之数は黄檗山より多く、すきま/\はアンヘラにてはりつめ、中々千金二千金之用途にて作り候物に無之、露台、庭の檻、朱緑間錯、釣燈籠凡三百にあまり申候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
其処へ、支那宮廷の宴遊の方式と共に、厳り立てた園池・帝徳頌讃の文辞が入りこんで来たのだ。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
伊原青々園池田大伍小山内薫岡本綺堂吉井勇谷崎潤一郎中村吉蔵長与善郎長田秀雄久保田万太郎久米正雄山崎紫紅山本有三里見※菊池寛 編輯は山本有三氏これに当り、その下に、能島武文、北尾亀男の両氏が働いてゐた。
— 岸田國士 『芝居と僕』 青空文庫
それによると、藤園池辺氏が丹波に遊んで大江山あたりを歩いたとき、九州辺で彼岸花というものを、土地の人に聞けばきつねばなと答えたといって、「姫百合のおもかげ見せてあきの野に人たぶらかすきつね花かも」とある。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
ちょうど、むかし、遊園池にあったウォーター・シュートのような具合だった。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
啻に河岸のみならず灌田のために穿った溝渠の中、または人家の園池にも蒹葭は萋々と繁茂していた。
— 永井荷風 『向嶋』 青空文庫
公園の設計はパリを模し、すこぶる広闊なれども、園池水濁りて風致を損ず。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
作例 · 標準
名門の庭園には、見事な枝ぶりの松が映える園池が配されていた。
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「わあ、この園池には色鮮やかな錦鯉がたくさん泳いでいるのね」
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古刹の境内に広がる園池の周りを、秋の冷気を感じながら散策した。
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