腹八分
はらはちぶ
名詞
標準
eating moderately
文例 · 用例
その上、十分の咀嚼とか、「腹八分」でやめておくといふやうな習慣もつけなければならず、次に、食膳に向ふ時の礼儀作法、そのうちには、満足に食を与へられるものの感謝が籠められてゐる筈です。
— ――力としての文化 第一話 『文化とは』 青空文庫
それは腹八分目に吸いたる息を静かに吐くにあたって、その一瞬の極促において経験する阿※あるいは世阿弥のいわゆる律呂の意識でもあろう。
— 中井正一 『リズムの構造』 青空文庫
一般にそれを「イキ」、「呼吸」、「コツ」、「気合」に見るごとく、多くそれは呼吸作用に関連しているが、これは、やはり、すべてのスポーツにおいてあたかも緊張する場合、注意をする場合、力を要する場合、腹八分目に息を吸って生理的怒責作用を惹起するに因由するであろう。
— 中井正一 『スポーツの美的要素』 青空文庫
たとえ食べても、腹八分目にしておくのである。
— 宮城道雄 『声と食物』 青空文庫
けれども自分達は石屑や小砂利の混ってある麦焦しの粉を少しばかり椀の中に入れて、それを茶で掻廻して喫べる位のもので、それも腹一ぱい喰べればいいけれども腹八分目とまではいかない。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
・腹八分の功徳 腹八分の功徳は、飽食しうるものだけが理解しうる功徳である。
— 下村湖人 『青年の思索のために』 青空文庫
しかし、みんなは、いくら魚がとれても、腹いっぱいたべるくせをつけないように、腹八分にたべることを、申し合わせた。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
作例 · 標準
健康のためには、腹八分で食事を終えるのが良いと言われている。
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昔から腹八分に医者いらずと聞くが、本当にそうだね。
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毎食、腹八分を心がけるようにしている。
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