起り
むくり
名詞頻度ランク #27436 · 青空 539 例
標準
camber
文例 · 用例
『そんな疑問は起りません。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
私は、そう信じて安心しておりたいのでございますけれども、どうも、年とって来ると、物慾が起り、信仰も薄らいでまいって、いけないと存じます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
白痴の主人公は、愛情の昂奮に駆られた時、不意に対手の頭を擲ろうとする衝動が起り、抑えることが出来ないで苦しむのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
それこそ、復讐感が起りさうになります。
— 太宰治 『大恩は語らず』 青空文庫
三合四合と登るほどに、黒砂は凝結したように、ポロポロと硬くなって、時に生れどころの解らない大霧が、斜面を這って、煙のように舞い立つこともあったが、五合へ来たときには、それも拭うように晴れて、北風が起り初めた、鳶が一羽、虚空に丸く輪を描いて山体の半分を悠揚と匝ぐって、黒い点となって、遥かに消え失せた。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
それにしても私は今自分の身体に起りつつある些細な変態の兆候を見て、内部の生理的機能についてもある著しい変化を聯想しないではいられない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
そう思ってかさにかかって翁の娘の神に詰め寄りなじりかかろうとする刹那に神楽の音が起り祭が始ってしまった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
いくら探してみてもこれ以上の慾が自分に起りそうもない、妙に中和されてしまった自分を発見して柚木は心寒くなった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
作例 · 標準
日本建築の屋根には、美しいむくりが施されていることが多い。
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その橋は、わずかなむくりがあることで、より強度が増している。
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職人は、木材のむくりを計算に入れて、滑らかな曲面を作り出した。
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