払底
ふってい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
shortage
文例 · 用例
四 ここでは酒が飲めないので、均平は何か間のぬけた感じだったが、近頃はそう物にこだわらず、すべてを貴方まかせというふうにしていればいられないこともないので、酒の払底な今の時代でも、格別不自由も感じなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
少し落付いた為め、今まで払底していた身体の気力が、いびつに補われ始めたからでしょうか。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
廃物の乞食の中から花田は、わたくしを倶楽部の娘に拾い上げたように、この町の乞食の、子持ちのお三も、タガメも、たんばも、瀬戸勘も、髭の兵庫島も――みな、それ/″\拾い上げて花田と啓司の指図の何かしらの職持ちになったのは、二人の慈善心より、より多く市に人手|払底のためでしょう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
最も力を注いだのはパラフレーズの猛練習であつて、一つの章句をありとあらゆる仕方に書きかへさせるので、語彙の総ざらへをすると同時に、シンタキスの可能性を払底させるといふ徹底的なやり方であつた。
— 寺田寅彦 『蓑田先生』 青空文庫
『朝日新聞』(を典型とするマスコミのかなりの部分)には、パーソナルコンピューターに関する世界観(がオーバーなら土地勘)を持つ記者がそれほど払底しているのだろうか。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
しかしその水は甚だ払底で、儀式ばかりのようなものではあるが、何にせよ、我輩らの住んでいる角筈あたりの湯に比べると結構なものだ。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
ただし、そんな力仕事に見合うような代物は、今夜は払底してるけどな。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
プロが払底してるんだ」「兵隊、売春婦、どっちの話だよ」 じぶんのキャップを調節しながら、慶一がいう。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
世界的な半導体不足により、多くの製品が払底している。
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戦争によって食料が払底し、人々の生活は困難を極めた。
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「最近、良い人材が払底しているから、採用活動が大変だね。」
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