元へ
もとへ
感動詞
標準
as you were
文例 · 用例
伊香保の浴客にとつて、日課的の散歩道となつてゐるのは、崖に沿うて湯元へ通ふ十数町の道であるが、その途中に橋があつて、そこから榛名へ登ることができる。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
彩色と云っても絵具は雌黄に藍墨に代赭くらいよりしかなかったが、いつか伯父が東京博覧会の土産に水彩絵具を買って来てくれた時は、嬉しくて幾晩も枕元へ置いて寝て、目が覚めるや否や大急ぎで蓋をあけて、しばしば絵具を検査した。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
ところがいま、模索した程度に過ぎないものの、福慈岳の存在に出遇ってみると、それ等のものは一時にけし飛び、自分なるものを穴に横匍う蘆間の蟹のように畸形にも卑小に、また、経めぐって来た永い歳月を元へ投げ戻されてただ無力の一|孩児とにしか感じられない。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
ここに細川方の幕僚で丹波を領している細川|下野守教春も、その数に洩れず、急いで国元へ引返して行きました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
今年十七の春父が急いで国元へ引返す際、彼はすぐに騒ぎを打ち鎮めて京へ帰れる見込みで、留守の館には姫の従者として男女一人ずつ残しておきました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
父の行方の心配、都に小娘一人住みの危うさ、とうとう姫も決心して国元へ帰ろうとほとんど路銀も持たずただ一人、この街道を踏み出して来たのでした。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
またあの奴民子が居ないから考え込んで居やがると思われるも口惜しく、ようやく心を取直し、母の枕元へいって夜遅くまで学校の話をして聞かせた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
千代ちやんひどく不快でもなつたのかい福や薬を飲まして呉れないか何うした大変顔色がわろくなつて来たおばさん鳥渡と良之助が声に驚かされて次の間に祈念をこらせし母も水初穂取りに流し元へ立ちしお福も狼狽敷枕元にあつまればお千代閉ぢたる目を開らき。
— 樋口一葉 『闇桜』 青空文庫
作例 · 標準
「おっと、すみません。元へ、今の話は忘れてください。」
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指示を間違えたと気づき、「元へ!そのまま続けてください」と慌てて伝えた。
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「よし、みんな、元へ!休憩は終わりだ」と号令がかかった。
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標準
er, rather
作例 · 標準
「昨日は雨が降って…元へ、今日は雨が降っていますね。」
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彼はとても優秀なエンジニア…元へ、今はプロジェクトマネージャーです。
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「あのお店は美味しいよ。元へ、昔は美味しかったけど今はどうかな。」
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