行実
ぎょうじつ
名詞
標準
文例 · 用例
宝永元年から天明五年に至る最古の一冊は題号がなく、引用書として『津軽一統志』、『津軽軍記』、『津陽開記』、『御系図三通』、『歴年|亀鑑』、『孝公行実』、『常福寺|由緒書』、『津梁院過去帳抄』、『伝聞雑録』、『東藩名数』、『高岡霊験記』、『諸書|案文』、『藩翰譜』が挙げてある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
『東鑑』建久四年六月十八日故曾我十郎が妾(大磯の虎除髪せずといえども黒衣|袈裟を着す)箱根山の別当行実坊において仏事を修し(中略)すなわち今日出家を遂げ信濃国善光寺へ赴く時に年十九とある。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
教育は即ち人に独立自尊の道を教へて之を躬行実践するの工風を啓くものなり。
— 慶応義塾 『修身要領』 青空文庫
その目的は我日本国中に於ける気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言うのみに非ず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを期する者なれば、今日この席の好機会に恰も遺言の如くにして之を諸君に嘱托するものなり。
— 福澤諭吉 『〔気品の泉源、智徳の模範〕』 青空文庫
高須氏によると日本精神の「構成要素」は、「生命創造主義的」なことや、「中正不偏」なことや、「輳合調和に長ずる」ことや、「積極的に進取膨脹を旨とする」ことや、「明朗」なことや、「道の実行実践に重きを置く」ことや、凡そ想像し得る一切の善いものを網羅している。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
それから、道の実行実践に重きを置くのは云うまでもなくソヴェート・ロシア精神ではないか。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
これではならぬというので、戦前から戦中にかけて、指導する者と指導されるものとがいっしょになって実行実動しようではないか、という意見が出、いわゆる「錬成」という言葉が使われるようになったわけであります。
— 下村湖人 『青年の思索のために』 青空文庫
ところで、残念なことには、その実行実動の教育、つまり「錬成」の教育は、ほとんど例外なく、結局のところ、第二の場合と同じようなことになってしまいました。
— 下村湖人 『青年の思索のために』 青空文庫