隠し言葉
かくしことば
名詞
標準
secret language
文例 · 用例
そうして皆が別々に、わけの分らぬことを叫んだが、どうやらそれはこの一団の隠し言葉であって自分の名乗をあげたものらしかった。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
二人の間には何時の間にか種々な隠し言葉が出来た。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
つまり、忌み言葉と言ふもの、隠し言葉、隠語です。
— 折口信夫 『国語と民俗学』 青空文庫
この私たちには、いつのまにか、いろいろな隠し言葉もできた。
— 島崎藤村 『嵐』 青空文庫
産所すなわち山陰地方でいうハチヤ或いはハチと同類で、越中でトウナイというのもつまりは「十無い」で、「八」ということを避けた隠し言葉でありましょう。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
それからまた隠し言葉にもある。
— 高楠順次郎 『東洋文化史における仏教の地位』 青空文庫
例えば酒のことを般若湯といって見たり、甘露水といって見たり香水といったりするのはみな隠し言葉である。
— 高楠順次郎 『東洋文化史における仏教の地位』 青空文庫
半之助はそのなかで、「隠し言葉」「隠し草鞋」「隠し湯」などということを、面白く聞いた。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の商人が仲間内だけで使っていた隠し言葉は、現代の専門用語のルーツになっているものも多い。
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「おい、今の隠し言葉だろ? 俺たちを除け者にするなよ」と仲間が笑いながら突っ込んできた。
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スパイ映画に出てくるような隠し言葉を使って、放課後の作戦会議を盛り上げた。
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古文書を解読していると、当時の弾圧を逃れるために信者たちが使っていた隠し言葉が随所に見つかる。
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