千倍
せんばい
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
thousand-fold
文例 · 用例
芸術よりも、その日暮しは千倍も豊富である人、多情多恨夢は荒野を駆け廻りながら、実はといへば陋巷の一室に暗然影を抱いて寝ぬる人、――所詮ヂェラルドは陶酔の一形式として存する。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
しかれどもかくのごとき小規模の現象の予報をなし得るためには、(この予報が可能としても)少なくも測候所の数を現在の数百倍数千倍に増加せざるべからず。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
千倍ぐらいになりますと、下のレンズの直径が非常に小さくなり、従って視野に光があまりはいらなくなりますので、下のレンズを油に浸してなるべく多くの光を入れて物が見えるようにします。
— 宮沢賢治 『手紙 三』 青空文庫
二千倍という顕微鏡は、数も少くまたこれを調節することができる人も幾人もないそうです。
— 宮沢賢治 『手紙 三』 青空文庫
一分ごとに彼の胸には重さが十倍百倍千倍と加はつて行つて、五分も経たない中に彼はおめ/\と立ち上つた。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
これが田に蒔かれて、日光の直射や農夫の手入れの助縁を受け、そして秋一粒千倍の実りの結果が得られる。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
もちろん亜弗利加内地旅行だの、両極探検だのに比すれば、まるで猫の額を蚤がマゴついているようなものであるが、それでも、口をアングリ開けて昼寝をしているよりは、千倍も万倍も愉快に相違ない。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
わしは、おそらく、おまえの何千倍も生きるだろうよ。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『年とったカシワの木のさいごの夢』 青空文庫
作例 · 標準
彼の収入は、昨年と比べて**千倍**になった。
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この技術の進歩により、処理能力が**千倍**に向上した。
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「**千倍**も時間がかかるなんて、冗談じゃないよ!」と、彼は憤慨した。
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