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竹の杖

たけのつえ
名詞
1
標準
bamboo rod (stick, pole)
文例 · 用例
まずこれならば狼の餌食になってもそれは一思に死なれるからと、路はちょうどだらだら下なり、小僧さん、調子はずれに竹の杖を肩にかついで、すたこら遁げたわ。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
不思議なことには、トシオの投げ出して置いた竹の杖が、お祖父さんのと同じ様な銀の杖となって居ました。
岡本かの子 トシオの見たもの 青空文庫
」       四十一 折から白髪天窓に菅の小笠、腰の曲ったのが、蚊細い渋茶けた足に草鞋を穿き、豊島茣蓙をくるくると巻いて斜に背負い、竹の杖を両手に二本突いて、頤を突出して気ばかり前へ立つ、婆の旅客が通った。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
」七 おじい傍から引取って、「ええ、旦那、つい串戯に、一番驚かしてくれようと、おう、姉や、とそれ、雲助声を出しやしたが、棲折笠に竹の杖、小袖の上へ浴衣を着て、緋の褌にもつれながら、花道を出るのと違って、方なし、おどかしが利きやせん。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
左山中|道、右桂谷道、と道程標の立った追分へ来ると、――その山中道の方から、脊のひょろひょろとした、頤の尖った、痩せこけた爺さんの、菅の一もんじ笠を真直に首に据えて、腰に風呂敷包をぐらつかせたのが、すあしに破脚絆、草鞋穿で、とぼとぼと竹の杖に曳かれて来たのがあった。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫
この竹の杖を宙に取って、さきを握って、前へも立たず横添に導きつつ、くたびれ脚を引摺ったのは、目も耳もかくれるような大な鳥打帽の古いのをかぶった、八つぐらいの男の児で。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫
」 と、ありなしの縁に曳かれて、雛妓の小とみ、弟が、かわいい名の小次郎、ともに、杖まで戸惑いしてついて来て、泣いていた、盲目の爺さんが、竹の杖を、お光の手に、手さぐりで握らせるようにして、「持たっしゃれ、縋らっしゃれ。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫
それから両手をさしのべて、破れた麦稈帽子と竹の杖を探りまわし初めた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
作例 · 標準
杖代わりにするには、少し細すぎる竹の杖たけのつえ)だった。
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彼は、滑りやすい山道でバランスを取るために、丈夫な竹の杖たけのつえ)を使った。
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古い稽古場には、数本の竹の杖たけのつえ)が壁に立てかけられていた。
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