火の用心
ひのようじん
表現
標準
be careful about fire
文例 · 用例
」 三「皆さん、申すまでもありませんが、お家で大切なのは火の用心でありまして、その火の用心と申す中にも、一番危険なのが洋燈であります。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
この時は、軒提灯のあと始末と、火の用心だけに家々に残ったもののほか、町を挙げてここへ詰掛けたと言って可い。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
面疱だらけの女中さんが燐寸を摺つて點けて、插ぼやをさすと、フツと消したばかり、まだ火のついたまゝの燃さしを、ポンと斜つかひに投げた――(まつたく、お互が、所帶を持つて、女中の此には惱まされた、火の用心が惡いから、それだけはよしなよ。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
……火の用心さっさりやしょう、金棒の音に夜更けの景色。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
たとえば旅行をする時でも、……「火の用心」と、「雀君を頼むよ」……だけは、留守へ言って置くくらいだが、さて、何年にも、ちょっと来て二羽三羽、五、六羽、総勢すぐって十二、三羽より数が殖えない。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
これこれ、火の用心だけは頼むよ、と云うと、手廻しの可い事は、車屋のかみさんが、あとへもう一度|払を掛けて、縁側を拭き直そう、と云う腹で、番手桶に水を汲んで控えていて、どうぞ御安心下さいましッさ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「この風が、……何か、風……が烈しいから火の用心か。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
「いえ、かねてお諭しでもござりますし、不断十分に注意はしまするが、差当り、火の用心と申すではござりませぬ。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
作例 · 標準
「火の用心、マッチ一本火事の元」と、夜警の掛け声が冬の夜空に響き渡る。
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子供たちに火の用心を教えるために、地元の消防署が絵本を配っている。
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「乾燥している時期は、特に火の用心を徹底しなきゃね」と隣人と話した。
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