小気味よげに
こきみよげに
表現
標準
in a gloating manner
文例 · 用例
「復一君の研究費を何とか節約してもらえんかね、とさすが鼎造のあの黒い顔も弱味を吹いたよ」 年寄は、結局、復一の研究費は三分の一に切詰めることを鼎造に向って承知して来たにも拘らず、鼎造の窮迫を小気味よげに復一に話した。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
早う消えおろうぞッ」 慌てふためいて雑兵ばらが、呻き苦しんでいる四人の者を置去りにしながら逃げ去っていったのを、退屈男は小気味よげに見眺めつつ、静かに磔柱の傍に歩みよると、色蒼ざめて生きた心地もないもののように、脅えふるえながらくくられていた珠数屋の大尽のいましめを、プツリと切り放ちました。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
がばっとはねおきるや、カンカラとうち笑っていましたが、ずばりと小気味よげに言い放ちました。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
ひいひいと身をよじって悲鳴をあげた小侍を、どんと蹴起しながら小気味よげに言い放ちました。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
「ははっ――、修理太夫控えましてござります」 倉皇としながら土の埃の街道ににじり出て、頭も低く平伏したのを小気味よげに見下ろしながら、わが退屈男はやんわりと皮肉攻めの搦手から浴びせかけました。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
三宝に打ちのせて整えたのを小気味よげに見眺めながら、退屈男がいとも朗らかに言いました。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
どこか別の出口をたよって遠くへ逐電したらあとがめんどうと思いましたので、おもむろにふところから両手を出すと、ぽきぽきと小気味よげに節鳴りをさせていましたが、もうそれが鳴れば、草香流の物をいうのは実に一瞬のうちのことでありました。
— 毒色のくちびる 『右門捕物帖』 青空文庫
それから私が得意そうに、二人の少女が小気味よげにそれを見ている木蔭へ戻って行こうとすると、又佐吉が性懲りもなく、背後から、「弘さんったら、女の子の加勢ばかりしていらあ。
— 堀辰雄 『幼年時代』 青空文庫
作例 · 標準
策が当たってライバルが慌てふためく様子を、彼は小気味よげに眺めていた。
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「ざまあみろ」と心の中でつぶやき、彼女は小気味よげに鼻を鳴らした。
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勝利を確信した将軍が、小気味よげに采配を振るって全軍に突撃を命じた。
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