刃物三昧
はものざんまい
名詞
標準
swinging a knife around
文例 · 用例
うかれ男 (つと進み伊留満の手を押へて)宗論に刃物三昧は卑怯なるぞ。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
その口惜しまぎれに刃物三昧に及んだわけですが、その音造を取り押さえた為に、清五郎もすぐに其の場から縄付きになるとは、天の配剤とでも云うのでしょうか、まことに都合よく行ったものです。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
孫のような小阿魔に眼じりを下げて、あげくの果てに飛んでもねえ刃物三昧をしやあがって……。
— 人形使い 『半七捕物帳』 青空文庫
終ひには物を投げ飛ばす音、肉体を擲る音、瀬戸物の割れる音……果は刃物三昧にでもなりさうな大騒動だつた。
— 牧野信一 『茜蜻蛉』 青空文庫
刃物三昧はあぶねえから、止しねえ、止しねえ。
— 岡本綺堂 『勘平の死』 青空文庫
分別ざかりの武士が理不盡の刃物三昧、おとなげないと思ふなよ。
— 岡本綺堂 『箕輪の心中』 青空文庫
……恥をお話ししなければ分らないけれど、急に暴れ出しましてね、刃物三昧しかねない有様なんですから、……本当に……」 石川は、幸雄の寧ろ女らしいくらいの挙動を知っているので却って信じ難いようであった。
— 宮本百合子 『牡丹』 青空文庫
長途の汽車にはかの女もちよツと刺戟を受けたやうだが??かの女が息づまるほどその痛みを苦にすると云ふことは、札幌に於いて二度目のたうげを經過してゐるし、東京に於いて女房に直せと云つて一度あつた如きかの女からの刃物三昧も、もう、今ではそんな恐れの必要がなかつた。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
作例 · 標準
彼は刃物三昧で暴れ回り、警察に逮捕された。
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その男は、包丁を手に刃物三昧の状態で立てこもった。
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「おい、刃物三昧はやめろ!」と警官が叫んだ。
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