狐矢
きつねや
名詞
標準
stray arrow
文例 · 用例
また、たとい、きつねやむじなにばかされないにしても、よっている人間というものは、ばかされている人間とあまりちがわないというわけです。
— 新美南吉 『和太郎さんと牛』 青空文庫
那須野の原というのは十|里四|方もある広い広い原で、むかしはその間に一|軒の家も無く、遠くの方に山がうっすり見えるばかりで、見渡す限り草がぼうぼうと生い茂って、きつねやしかがその中で寂しく鳴いているだけでした。
— 楠山正雄 『殺生石』 青空文庫
外のきつねや烏共は皆平伏しました。
— 槇村浩 『おどり子の出世』 青空文庫
作例 · 標準
どこからともなく飛んできた狐矢が、お堂の柱に深く突き刺さった。
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合戦の混乱の中、流れ弾ならぬ狐矢に当たって負傷する者が続出した。
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「危ない!今、すぐそばを狐矢が通り過ぎたぞ。どこから射ったんだ?」
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放たれた矢は獲物を外れ、狐矢となって藪の向こうへ消えていった。
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