かの国
かのくに
名詞
標準
that country
文例 · 用例
「誅戮」「討伐」「征伐」「征討」などと、武張ったどこかの国のジャーナリストなら書きたい所であろう。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
元来アメリカにジャズ音曲とナンセンス映画とが流行する事実は、かの国に古い意味での哲学と科学と芸術の振るわない事実の半面であって、そのかわりに黄金哲学と鉄コンクリート科学と摩天楼犯罪芸術の発達するゆえんであろう。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
これに反してドイツに古い意味での哲学科学の発達したのは畢竟かの国民の「頭の悪い」ため、容易に要領を得ないため、万事オーケーイ式でないためであろう。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
実際鶏卵や牛乳や靴の欠乏は聞くも気の毒な状態であるらしいが、ただ驚くのはかの国の科学者、特にペンと紙のほかには物質的材料を要しない種類の科学者が依然としてきわめて重要な研究の結果を着々発表している事である。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
ウィーゼ氏の話によると数年来かの国の気象学者たちは、気圧その他の気象学的要素の配置から夏期における北氷洋上の氷の分布状況を予報することを研究し、それがだいぶうまく的中するようになった。
— 寺田寅彦 『北氷洋の氷の割れる音』 青空文庫
かの国の有名な画廊にある名画の複製や、アラビアンナイトとデカメロンの豪華版や、愛書家の涎を流しそうな、芸術のための芸術と思われる書物が並んでいて、これにはちょっと意外な感じもした。
— 寺田寅彦 『火事教育』 青空文庫
ああ年少の夢よ、かの蒼空はこの夢の国ならずや、二郎も貴嬢もこのわれもみなかの国の民なるべきか、何ぞその色の遠くして幽かに、恋うるがごとく慕うがごとくはたまどろむごとくさむるがごときや。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
かの国の「語りもの」に似ているといわれる義太夫も、おそらく他のヨーロッパ人に比べては、いくらかよりよくロシア人に理解される可能性がありはしないか。
— 寺田寅彦 『生ける人形』 青空文庫
作例 · 標準
彼は旅行で訪れたかの国の話をするのが大好きだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ニュースでは、かの国の政治情勢について報道されていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「かの国は景色が綺麗だと聞いたよ」と彼女は言った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
標準
nirvana
作例 · 標準
幾多の苦難を経て、ついに彼はかの国、すなわち安らぎの世界にたどり着いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その教えでは、「かの国」とは、一切の苦しみから解放された境地を指すという。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼女は瞑想にふけり、かの国への道筋を理解しようと努めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite