唱題
しょうだい
名詞
標準
chanting the title of a sutra (esp. the Lotus Sutra)
文例 · 用例
明治維新の際から日清、日露の戦役当時にかけて、盛んに活躍した豪勇の将士たち、沈勇の大政治家たちの殆んど大部分は、あるいは禅により胆を練り、あるいは浄土宗、浄土真宗により心身を仏に委託し、あるいは日蓮宗により宇宙の生命力を唱題によって心身に享け容れた人たちでありました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
かくて智恵と力をはらんで身の重きを感じたツァラツストラのように、張り切った日蓮は、ついに建長五年四月二十八日、清澄山頂の旭の森で、東海の太陽がもちいの如くに揺り出るのを見たせつなに、南無妙法蓮華経と高らかに唱題して、彼の体得した真理を述べ伝えるべく、立教開宗したのである。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
彼は唱題し、教化し、演説に、著述に、夜も昼も精励した。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
彼はあわただしい法戦の間に、昼夜唱題し得る閑暇を得たことを喜び、行住坐臥に法華経をよみ行ずること、人生の至悦であると帰依者天津ノ城主工藤吉隆に書いている。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
彼は山中に読経唱題して自ら精進し、子弟を教えて法種を植え、また著述を残して、大法を万年の後に伝えようと志したのであった。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
そこでは並びなき法華経の護持者としての栄冠が彼を待っていることを門弟、檀那、帰依の大衆は信じて疑わず、声をうち揃えて、南無妙法蓮華経を高らかに唱題したのであった。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
作例 · 標準
早朝の寺院に響き渡る唱題の声が、参拝者の迷いを打ち払うかのように力強くこだまする。
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祖母は毎朝欠かさず仏壇に向かい、家族の無病息災を祈って一心に唱題を続けていた。
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厳しい修行の一環として行われる唱題は、雑念を払い、己の内面と向き合うための大切な時間だ。
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