焼き栗
やきぐり
名詞
標準
roasted chestnuts
文例 · 用例
十時過ぎに帰って来て、袂からおみやげの金鍔と焼き栗を出して余のノートを読んでいる机のすみへそっとのせて、便所へはいったがやがて出て来て青い顔をして机のそばへすわると同時に急に咳をして血を吐いた。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
」で焼き栗屋の売り声だが、そこで、朝のりすぼん港の日課的大合唱は――お!
— しっぷ・あほうい! 『踊る地平線』 青空文庫
これが木曾名物の焼き栗だと言って、生の栗を火鉢の灰の中にくべて、ぽんぽんはねるやつをわざと鏃でかき回したげな。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
石芋、食わず梨とちょうど反対の話に、煮栗焼き栗というのが方々の土地にあります。
— 柳田國男 『日本の伝説』 青空文庫
越後の上野原などにある焼き栗は、親鸞上人の逸話になっていますが、やはりある信心の老女がさし上げた焼き栗を、試みに土に埋めて、もし私の教えが後の世で繁昌をするならば、この焼き栗も芽を出すであろうといって行かれた。
— 柳田國男 『日本の伝説』 青空文庫
作例 · 標準
秋の並木道で、移動販売の焼き栗を買って食べた。
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焼き栗の皮を剥くと、中から黄色い実が顔を出す。
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ポンとはぜる音と共に、焼き栗の香ばしい匂いが漂ってくる。
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