両全
りょうぜん
名詞
標準
completeness in both (e.g. loyalty and filial piety, study and sports)
文例 · 用例
そのころ、丁度ワシントン会議のあったころで、徳川公爵や、加藤友三郎大将の両全権が、鹿島丸でアラスカの沖を通っている時に、日本からの無電は白蓮事件をつたえ、乗組の客はみんな緊張して、すさまじい論戦が戦わされた。
— 長谷川時雨 『柳原※子(白蓮)』 青空文庫
父の仇、主君の敵でありながら――討てば忠孝両全のことを――」「人のことは、何うでもよい。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
ところが、冷静な教授の頭脳には、防衛と攻撃の両全の法に対する緻密な距離の計算ができ上っていた。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
古人のいわゆる忠孝両全ならずとは、この類これなり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
一挙両全何とよい思案ではござらぬか。
— 清水紫琴 『したゆく水』 青空文庫
「不健全」財政を唱えなかったり、兵農両全主義を唱えなかったりする老人達は、忽ち重臣ブロックに追い込まれて、機関説擁護者にされて了うのである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
)は、機関説・無責任政治・追随外交・兵農不両全主義、に立脚する敵政党だと云わぬばかりである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
わが党の兵農両全主義、いや国防産業両全主義は、軍部の国防主義・反軍反対主義・と同じ武歩を進めるものだ。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
作例 · 標準
彼は学問とスポーツの両方で優れた成績を収め、まさに文武両道を両全させた人物だ。
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仕事と家庭を両全させるのは簡単なことではないが、多くの人がそのために努力している。
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親への孝行と主君への忠義、その両全に悩んだ末、彼は苦渋の決断を下した。
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標準
advantageous to both sides
作例 · 標準
この契約は、双方に利益をもたらす、まさに両全の策と言えるだろう。
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どうすれば両全の解決策を見いだせるか、私たちは夜を徹して話し合った。
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彼の仲介のおかげで、対立していた二つの派閥は、両全の形で和解することができた。
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