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納屋衆

なやしゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
此等の人々を当時は、納屋衆、又は納屋貸衆と云い、それが十人を定員とした時は納屋十人衆などと云ったのであった。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
夙に外国貿易に従事した堺の小島太郎左衛門、湯川|宣阿、小島三郎左衛門等は納屋衆の祖先となったのか知れぬ。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
後に至って、天正の頃|呂宋に往来して呂宋助左衛門と云われ、巨富を擁して、美邸を造り、其死後に大安寺となしたる者の如きも亦是れ納屋衆であった。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
信長に至っては自家集権を欲するに際して、納屋衆の崛強を悪み、之を殺して梟首し、以て人民を恐怖せしめざるを得無かったほどであった。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
いや、其様な後の事を説いて納屋衆の堺に於て如何様の者であったかを云うまでも無く、此物語の時の一昨年延徳三年の事であった。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
それほど名の通った安富の家の元家が、管領細川政元を笠に被て出て来ても治まらなかったというのは、何で治まらなかった歟、納屋衆が突張ったからで無くて何であろう。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
昔堺港の納屋衆が、淡路島かくれに西せる渡唐船を見送つた意氣は、正に此のジェノア市民の壯心と相伯仲するものであると思ふ。
原勝郎 足利時代を論ず 青空文庫
茶屋の本店は堺にあり、堺の納屋衆の一人であるが、多くは京都に住んで、加茂の清流に臨む閑雅な寮で、余生を楽しんでいる閑人かのように表面は見えるが、実は政治の中心地にあって、武門や堂上に接するためのここは支店ともいえる住居なのであった。
第七分冊 新書太閤記 青空文庫