相引
そういん
名詞
標準
coupling
文例 · 用例
よほど大きな群らしく、相引いて次第に森を渡つてゆくらしい。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
『家庭雑誌』に載った秀湖のハイカラ女学生論も、決して日比谷公園で角帽と相引きするをもって人生の全部と心得ているようなものを指したのではあるまい。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
之を近づくれば固より相引き之を遠ざけても益相引かんとするは夫婦の間なれども、之を近づくれば常に相|衝き之を遠ざくれば却て相引かんとするは舅姑と嫁との間なり。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
即ち新夫婦相引く者をして益引かしめ、新旧相衝くの患を避けて遠く相引かしむるの法なり。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
さうした例を擧げて見ると、餘りに有名な話であるが、ニュートンは物體が地上に落ちる現象を掘下げて、物質間に互に相引合ふ力があることを證明し、之を引力と名づけた。
— 狩野亨吉 『歴史の概念』 青空文庫
かう云ふ軍治と幾との間は普通の継母子でもなければ実母子でもなく、相反撥し、又、相引合ふ奇妙な状態であつて、それが軍治に苦痛を与へてゐると同じやうに、幾の中にも絶えず響いてゐるのだつた。
— 田畑修一郎 『鳥羽家の子供』 青空文庫
それは同じ血の相引く力であり、それは異なる血を相斥ける力である。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
この日の戦さの凄まじさは後日人の口より色々と聞き及びましたが、ともあれ黄昏に至って両軍相引きに引く中を、山名方は打首を車八|輛に積んで西陣へ引上げたとも申し、白雲の門より東今出川までの堀を埋むる屍幾千と数知れなかったとも申しております。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
作例 · 標準
二つの歯車を相引させて、動力を効率よく伝達する機構を設計した。
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高周波回路において、インピーダンスの相引をとることは非常に重要だ。
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このクラッチシステムは、スムーズな相引を実現することで変速時のショックを軽減している。
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