援隊
援隊
名詞
標準
文例 · 用例
「支那人朝鮮人」共産軍がブラゴウェチェンスクから増援隊として出動した。
— 黒島伝治 『チチハルまで』 青空文庫
今の欧洲戦局を支配するものは米国の増援隊であり、その増援隊を活躍させるのは、米国造船能力の消長にあるのを思ふと独逸|膺懲の鑰は、とりも直さず、四十年|前の煙草屋の小僧の垢染んだ掌面に握られてゐる次第なのだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
低空のトンビや蝉凧や奴凧が、応援隊の如くに二体の勇者をとりまいてゐた。
— 牧野信一 『山峡の凧』 青空文庫
其処には先方の応援隊ががや/\と犇めき合つてゐた。
— 牧野信一 『月下のマラソン』 青空文庫
」と七郎は屹と応援隊の方へ眼をそらして、「沢田君、敗けてるんだよ、敗けてるんだよ。
— 牧野信一 『月下のマラソン』 青空文庫
ましてや私の如きただの応援隊、文壇のドウスル連というようなものは最高文学に対する理解があるはずがなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
それまでは文学を軽視し、内心「|時間潰し」に過ぎない遊戯と思いながら面白半分の応援隊となっていたが、それ以来かくの如き態度は厳粛な文学に対する冒涜であると思い、同時に私のような貧しい思想と稀薄な信念のものが遊戯的に文学を語るを空恐ろしく思った。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
ツマリこういう多数の応援隊を作ってフレエフレエと盛んに旗を振らしたのは紅葉の才幹であって、硯友社がメキメキ文壇に勢力を伸して行ったのはこれらの多数の応援隊の社会的潜勢力に負う処が少なくなかったのである。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫