湯帷子
ゆかたびら
名詞
標準
single-layer absorbent bathrobe (worn during or after a bath)
文例 · 用例
一度なんぞは、中入が済んだ頃、その時代にまだ珍らしかった、パナマ帽を目深に被った、湯帷子掛の男に連れられて、背後の二階へ来て、手摩に攫まって据わりしなに、下の客を見卸した、銀杏返しの女を、一刹那の間お玉だと思った事がある。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
かれは湯帷子にさえ領垢の附くのを厭って、鬢や髱の障る襟の所へ、手拭を折り掛けて置く位である。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
その娘は女中だったと見えて、稽古に隣へ来ていると云う外の娘達と同じような湯帷子を着た上に紫のメリンスでくけた襷を掛けていた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
主人も客も湯帷子に着更へて、縁側近く据わつて、主人と背の高い赭顔とが棋を打つのを、小男の客が見てゐる。
— 森鴎外 『金貨』 青空文庫
なる程フランネルのシャツの上に湯帷子を著ている。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
この衣類の主が夕方には、はでな湯帷子を著て、縁端で凉んでいる。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
これもお揃の、藍色の勝った湯帷子の袖が翻る。
— 森鴎外 『杯』 青空文庫
藍染の湯帷子の袖が翻る。
— 森鴎外 『杯』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本では、入浴後に湯帷子を羽織るのが一般的だった。
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湯帷子は、湯上がりの体をさっぱりとさせるのに適している。
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平安時代の貴族が、湯帷子姿で涼んでいる様子が描かれている。
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