趣味のいい
しゅみのいい異読 しゅみのよい
表現形容詞-良い型多音語
標準
in good taste
文例 · 用例
レコオドだって、ずいぶん趣味のいいのを集めていらっしゃるし、私がいちども名前を聞いたことさえない外国の新しい小説家の作品を、仕事のあいまあいまに、熱心に読んでいらっしゃるし、それに、あの、世界的な蔓バラの図案。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
実生活でも、美沢は質屋へ行った話をしながら、時に驚くほど高価なネクタイをかけていたり、趣味のいいステッキなどを持っていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
そのときには、趣味のいい、サイズのあった服を着ていて、スーツ・ケースのほこりもちゃんと払って、手にしっかり握りしめていた。
— A RETRIEVED REFORMATION 『罪と覚悟』 青空文庫
――さう云へば、この老夫婦が他の亞米利加の宣教師たちと異つて、いかにも趣味のいい、そして地味な暮し方をしてゐたらしいのは、彼等が彼等に代つてこの別莊に入るであらう人達のために殘して行つた幾つかの古びた家具類、――例へば大きな寢臺とか、がつしりした食卓とか、稚拙な彫りのある椅子などを見れば分かる。
— 堀辰雄 『恢復期』 青空文庫
――そう云えば、この老夫婦が他の亜米利加の宣教師たちと異って、いかにも趣味のいい、そして地味な暮し方をしていたらしいのは、彼等が彼等に代ってこの別荘に入るであろう人達のために残して行った幾つかの古びた家具類、――例えば大きな寝台とか、がっしりした食卓とか、稚拙な彫りのある椅子などを見れば分かる。
— 堀辰雄 『恢復期』 青空文庫
車寄せからすぐの白いポーチは、すらりとした優雅な円柱でささえられ、趣味のいい鉄金具の釣電灯がつやつやした嵌石の床を照している。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
「似ているけれど、ちがう顔だ」 父親らしいひとは、儀式ばった会合の帰りらしく、黒の上着に趣味のいい縞のズボンをはいている。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
「やれやれだわ」 趣味のいい家具を置いた明るいサロンを二つ通りぬけると、その奥に食堂がある。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも、趣味のいい革靴を丁寧に手入れして履きこなしている。
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彼女がコーディネートした部屋は、派手さはないが非常に趣味のいい色使いでまとめられていた。
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「あそこのレストラン、内装が趣味のいいアンティークで統一されていて素敵だよ」と友人に勧めた。
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