弧光灯
ここうとう
名詞
標準
文例 · 用例
二人の腰かけている長椅子の真正面の左手の窓硝子越しに遙かに見える新張炭坑の選炭場の弧光灯がタッタ一つと、その下でメラメラと燃え燻っている紅黒いガラ焼の焔が、ロシヤ絨氈のように重なり合って見える。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
それでいて、雲母で作った薄い円盤を「水晶の糸で釣るして真空の中に置いて、此の円盤の面へ弧光灯の光を直角にあてると此の円盤が光に圧されて動く」という風に、ニコルスの実験の要領が実に明確に記されているのはちょっと驚くべきことである。
— 中谷宇吉郎 『「光線の圧力」の話』 青空文庫