髪髭
かみひげ
名詞
標準
文例 · 用例
男は意外にも純八なりしが、顔色蒼褪め死せるが如く、髪髭自在に生い茂り、身体痩せて枯木に似、而も昏々と眠れるなり。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
「重くわづらひたる人は、おのづから髪髭も乱れ、ものむづかしきけはひも添ふるわざなるを、痩せさらぼひたるしも、いよいよ白うあてなる気して、枕をそばたてて、物など聞え給ふけはひ、いと弱げに、息も絶えつつあはれげなり。
— 亀井勝一郎 『物語の絵画化についてなど』 青空文庫
その時、開山の髮髭はどう言ふ樣子だつた。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
此御姿を拜んで、翌けの日御廟を開いて、大師のみかげをまのあたりに拜しまゐらせますと、昨日見たまゝの髮髭の伸び加減だと申します。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫