赤樫
あかがし異読 アカガシ
名詞
標準
Japanese evergreen oak (Quercus acuta)
文例 · 用例
「あやかしの鼓」の由来を書いていい時機が来たから……「あやかし」という名前はこの鼓の胴が世の常の桜や躑躅と異って「綾になった木目を持つ赤樫」で出来ているところからもじったものらしい。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
あれは宝の木といわれた綾模様の木目を持つ赤樫の古材で、日本中に私の鑿しか受け付けない木だ。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
胴の模様は宝づくしで材木は美事な赤樫だ。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
久能張りのサミダレになった鉋目がまだ新しく見える胴の内側には、蛇の鱗ソックリに綾取った赤樫の木目が眼を刺すようにイライラと顕われていたからである。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
十五 小宮山は切歯をなして、我|赤樫を割って八角に削りなし、鉄の輪十六を嵌めたる棒を携え、彦四郎定宗の刀を帯びず、三池の伝太|光世が差添を前半に手挟まずといえども、男子だ、しかも江戸ッ児だ、一旦請合った女をむざむざ魔に取られてなるものかと、追駈けざまに足踏をしたのでありまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
長者は太い赤樫の杖を持って、日毎に奴隷の前にその姿を見せました。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
赤樫の杖は、時とすると、奴隷どもの肩のあたりに蛇のように閃きました。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
陸の麦畑の間にある路から、中脊の肥満った傲慢な顔をした長者が、赤樫の杖を引摺るようにしてあるいて来るところでありました。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
作例 · 標準
歴史的な出来事は現在に影響を与えている。
文化的な多様性は社会の財産だ。
伝統の継承と革新のバランスが課題である。
歴史的遺産の保存に力が入れられている。