来運
らいうん
名詞
標準
文例 · 用例
いつか善蔵氏に話したが、余はHをして将来運動家に仕立てあげる考へなのである。
— 牧野信一 『余の倅に就いて』 青空文庫
個々の出来事が私にとって運命であるのは、私の存在が全体として本来運命であるためである。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
之は存在をイデア(形相)――質料の反対――として見ることであるが、こうすれば、元来運動することを存在の本質と考える存在概念たる物質は、存在・有ではなくて却って無と考えられる。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
いわゆる反産運動は、商工省の後押しがあると世間から判定されているが、この反産運動は元来運動主体の主観からいうと、中小商工業者のものである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
然しそれが本來的な運命でなく、却て本來運命的なものを豫想する非本來的な運命と見られねばならぬことは、我々が他の箇所で運命の二重の意義に就いて述べたところから明瞭であらう。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
個々の出來事が私にとつて運命であるのは、私の存在が全體として本來運命であるためである。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
元來運河とはその名の示す如く、國都へ糧米を運漕する堀河である。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫