為落ち
しおち
名詞
標準
omission
文例 · 用例
おまへはいつでもわしが何か云はうとすると、早く逃げてしまはうとするが、今日は、まあ、すこしおちついて、こゝへすわりなさい。
— 宮沢賢治 『鳥箱先生とフウねずみ』 青空文庫
目が少しおちくぼんで、鼻がとても大きいだんご鼻でござったから、それがなによりな目じるしでござるよ」「ほかにはなんぞ変わったところはござりませなんだか」「それがさ、妙なところに妙なものがあるのでな。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
お力におすがり致しますからには何もかも申しますなれど、あのそのような、そのような大きいお声をお出しなさいましては、奥に聞かれるとなりませぬゆえ、もう少しおちいさく……」「なに!
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
今度失敗すれば五へんめであり、かたがた相手はあばたの敬四郎という破廉恥漢なんだから、いかなむっつり右門でも、もう少し警戒したほうがよさそうにと思われたのに、少しおちついていすぎたものか、敬四郎の魔の手がすでに伸びていたあとでした。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
たった今幸次郎に調べられて、又もやその親分の半七が来たというので、喜平は少しおちつかないような顔をして出て来たのを、半七は眼で招いて、店の横手に立てかけてある材木のかげへ連れ込んだ。
— 柳原堤の女 『半七捕物帳』 青空文庫
しかしおちかはその後一度も訪ねては行かなかつた。
— 島木健作 『第一義の道』 青空文庫
青物屋の二階へ移つて少しおちつくと、順吉はかつて彼が嫌惡の念をこめて輕蔑した小説家の高山や、學者の杉村を訪ねた。
— 島木健作 『第一義の道』 青空文庫
敬坊をおきざりにして帰庵する、そこらを片づけてすこしおちつく、ぐつすり寝た。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
提出した報告書に致命的な為落ちがあり、最初から作り直すことになった。
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「作業工程に為落ちがないか、チェックリストを使ってダブルチェックして」
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単純な作業こそ、油断すると細かな為落ちが発生しやすいものだ。
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