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卵色

たまごいろ
名詞
1
標準
yellowish colour (color)
文例 · 用例
くりくり頭に桃色のへこ帯がひとり、角子頭に卵色のへこ帯がふたり、何がおもしろいか笑いもせず声も立てず、何かを摘んでるようすだ。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
マルセーユの夜の酔泥れた女騎兵士官の寝床、売春婦の体温が軍服に滲みでて、私が彼女が卒倒しない程度で号令をかけるのだが、たちまちアダが軍帽の下にクレオンで愛情を描くと、卵色の口を開いて作り声を出すと、ねえ、つきあえよ、Y。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
卵色のペンキが眩しく光る向ひの建物の壁際のカンナの列は、燃えるやうな紅と黄の花を勢よく陽に擡げてゐた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
卵色に濁りを帯びて、果し無き蒼空にただ一つ。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
襟の合せ目から燃えるような緋無垢の肌着をちらと覗かせ、卵色の縮緬の着物に呉絽の羽織、雲斎織の袋足袋、大脇差、――ざっとこういう伊達な服装の不良紳士たちが沢山さまようという色町の通りに、僧形の二人がぶらぶら歩く姿は余程、異様なものであったろうと思います。
岡本かの子 茶屋知らず物語 青空文庫
向うは浴室との戸になっていて、その横の壁にマホガニー色の装飾を凝らした鏡附きの古風な化粧台があって、それに相当の空間を置いて、相対した壁に洋銀のダブルベッドが備えつけられ、それには前面と裾とに卵色の薄いカーテンが掛っている。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
いちばん広い通りかと思われる砂地の十字路に出たところで、私は上の方から麦酒の空瓶らしいのを両手にかかえて小走りに駈けて来る八つか九つぐらいの卵色の軽い服を着けた亜麻色の髪の女の子に遭遇った。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
アダリーは小さな黒い鉄兜形の婦人帽に灰色の皮膚をクッキリと際立たせた卵色の散歩服、白靴下、白靴。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
作例 · 標準
彼女が着ている卵色のワンピースは、春の柔らかな日差しによく映えている。
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部屋の壁紙を明るい卵色に変えたら、以前よりも室内が広く感じられるようになった。
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卵色の小さな花が野原一面に咲き誇り、まるで黄色い絨毯を敷いたようだ。
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ウィキペディア

卵色(たまごいろ)は、卵黄のような少し赤みを帯びた黄色。現代の橙色に近い卵黄の色ではなく、標準的な卵黄に近い黄色を指す。JIS慣用色名では「明るい赤みの黄」 と定義している。

出典: 卵色 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0