恣
ほしいまま
形容動詞頻度ランク #4811 · 青空 304 例
標準
selfish
文例 · 用例
美的な放恣、つつましやかな自由、それはどうあるべきかと追求されてもこまるけれど、とにかく以上の字義どおり何れの女性も心術として欲しい、結果はおのずから達成せられるでありましょう。
— 岡本かの子 『女性の不平とよろこび』 青空文庫
新鮮な色彩が眼に、芳醇な香が鼻に、ほろ苦い味が舌に孰れも魅力を恣にする。
— 岡本かの子 『異国食餌抄』 青空文庫
したがって「いき」は無上の権威を恣にし、至大の魅力を振うのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
社会民衆の恣意に任せて安堵しているのも間違っている。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
『若い時は二|度はない』と稱してあらゆる肉慾を恣まゝにせんとする青年男女の自由に干渉し得るぞ。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
これは全くの素人考えの空想であるが、しかし現代の生化学の進歩の趨勢には、あるいはこんな放恣な空想に対する誘惑を刺激するものがないでもないように思われるのである。
— 寺田寅彦 『映画と生理』 青空文庫
強者は聖書を以て弱者を瞞着し、科学の教うるところの悪魔の力を恣にして恥じざらむとす。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
そういう意味における統制的要素としての定座が勤めるいろいろの役割のうちで特に注目すべき点は、やはり前述のごとき個性の放恣なる狂奔を制御するために個性を超越した外界から投げかける縛繩のようなものであるかと思われる。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
作例 · 標準
彼は親の財産を恣に使い込み、わずか数年で全てを失ってしまった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
権力を恣にする独裁者に対し、市民たちの不満は頂点に達していた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
そのアーティストは伝統に縛られず、自由な感性を恣に表現している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview