郭門
かくもん
名詞
標準
文例 · 用例
城には七つの郭門がある。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
郭門は城内の旧市街にいずれも通じているのであって、道台衙門のある所はすなわち東大門内である。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
日没を合図に内外の市街は――県城内の旧市街と県城外の新市街とは、交通を遮断する掟であってその日没も近づいているので、ラシイヌは郭門の一つから城内へ急いではいって行った。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
行を送りて郭門を出づれば、孤鶴は秋旻に横たわる。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
兵卒、濠の吊り橋を下ろして通せ」 孫立の一行は、まもなく郭門でみな馬をおりて、これへ来た。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
梁山泊の賊軍が、前にもました勢いで、濠の彼方へ襲せかけて来ましたぞ」 と、郭門一帯にどよめきを見せ、朝奉以下の陣座へ、頻々と指令を仰いできた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
さあ決戦だ」 と、郭門を押ッ開き、吊り橋を下ろし、手に唾して逸りきる祝氏の三傑三兄弟にむかって、このとき、「ま。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
お三方は郭門の蔭にひそみ、われわれが、宋江の退路を断ッたとみたところで、いちどに吊り橋を渡って包囲したらどんなものでしょう?
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫