乳臭い
ちちくさい
形容詞
標準
green
文例 · 用例
乳臭い青二才にも、旦那と云ってお辞儀をする。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
乳臭い子供の匂いや、妻のムッとくる膚の臭いを探がした。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
つるつる滑る乳臭い唇だ。
— 横光利一 『御身』 青空文庫
……何だい、まだ乳臭い二歳野郎の癖に……。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
おかしくなつてしまつて私も小さい声であのねえとくちを耳へ持つて行くと、乳臭い子供の匂ひがして、私は感じたこともない胸さはがしさで、どうきが激しく衝つた。
— 林芙美子 『柿の実』 青空文庫
乳臭い匂ひがふつと鼻さきをかすめると、早苗はいままでの一人居の淋しさが一時に潮のやうに胸に押しよせて來て、切ない氣持ちになるのであつた。
— 林芙美子 『風媒』 青空文庫
まだ乳臭いこの殿の口車に乗せられ居って、抜いた白刃を持て扱うばかりか、おめおめ御意に従いましょうなどとは、どの面下げて申せた義理じゃ。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
乳臭い声で「ミミミミ」と甘える声や、可哀くてたまらない様にそれに答える母牛の声が私までが良い気持になる様にひびいて隙間から、草を口うつしに喰べさせて居るのが見える。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
作例 · 標準
あの若手俳優は、まだ演技が乳臭い。
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