草物
くさもの
名詞
標準
short plants for flower arrangements
文例 · 用例
」「そうか、その木戸の前に、どこか四ツ谷辺の縁日へでも持出すと見えて、女郎花だの、桔梗、竜胆だの、何、大したものはない、ほんの草物ばかり、それはそれは綺麗に咲いたのを積んだまま置いてあった。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
その上部にこれはまた浅草物の石版画。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
沖縄で古今独歩の政治家と呼ばれる具志頭親方蔡温も、沖縄で儒学を盛にした名護親方|程順則も、沖縄ではじめて劇詩を作った玉城親雲上向受祐(朝薫)も、『苔の下』、『若草物語』、『万歳』、『貧家記』などを物した平敷屋朝敏も、仲島のよしや、恩納なべ等の女詩人も、この時代に輩出致しました。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
天草物産、天草石炭商事、天草製材、天草ペニシリン、とね。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
これがマニ教へ献納する品々で、いゝかい、天草物産バターと書いてあるけど、中味は大島バターをつめかえたのさ。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
天草物産ハム、天草物産製菓部カステラ、天草物産ツクダニ等々とある。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
近藤ツル子、イヤ、正宗ツル子二十一歳は器用な手附で、味の素を天草物産の袋につめかえて、それでツメカエの仕事が万事終了すると、アーすんだ、と背延びをしてから、正宗菊松をジッと見て、「私、ツル子よ。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
ヨイショッと四斗俵を担いで運びこむのは才蔵と坊介、平山ノブ子は天草物産の製品を蟻のようにせわしなくセッセと持ちこむ。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫