高吟
こうぎん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
loud recitation (of a poem)
文例 · 用例
たしかに酒に酔うた五、六の人間の放歌高吟がきこえた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
太宰春臺は、風靜叉江不起波 輕舟汎々醉過天遊只在人間外 長嘯高吟雜掉歌と賞してゐるが、傾城高尾が舟中で仙臺樣になぶり斬りにされたつるし斬りの傳説もこの三派だ。
— 長谷川時雨 『花火と大川端』 青空文庫
われは銀の如く美しき月光に浴しつゝ、蹌々踉々として大聲唐詩を高吟し、路傍の人家を驚かしたるを今猶記憶す。
— 田山花袋 『秋の岐蘇路』 青空文庫
十一時過ぎとはいえ、新秋の宵の本郷通りは放歌高吟の書生の群が往来繁く、ときどき赤門のほうで歓声が上がった。
— 正岡容 『圓朝花火』 青空文庫
彼らが「腰の先鞘は、伊達には差さぬ」と高吟しつつ、大道を横行するも、社会の直覚的本能は、既に冷眼もて無用の長物たることを看破したるや知るべきのみ。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
ここにおいて「頭を挙げて宇宙を観れば、大道は到る処に随う」の句を高吟し、短褐孤剣、武総の野を経て、水戸に赴き、白川に出で、会津に入り、越後に往き、佐渡に航し、転じて羽州を貫き、さらに寒沢に抵り、遙かに函館海峡を隔てて松前を望み、転じて仙台より米沢に到り、再び会津を蹈み、日光を経て江戸に帰れり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
当時参政周布政之助の家に押し懸け、その病を以て辞し、事を以て辞し、不在を以て辞するに関せず、憤然として坐に上り、火鉢を呼び、燈檠を呼び、雪中松柏を高吟し、男児死すのみを激誦し、その家人を驚かし、その四隣を惧れしめたる、子爵品川弥次郎の徒をして、回想せしめば、固に今昔の感に堪えざるものあらん。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
峠の頂から西に切明けを辿りて尾根を登ること一時間の後には、少しの困難もなく、二千二百八十九米二の絶巓に立ちて、躬恒が秋風の歌を高吟するの人となることが出来る。
— 木暮理太郎 『秩父の奥山』 青空文庫
作例 · 標準
酒宴が盛り上がると、祖父はいつも漢詩を高吟して座を沸かせた。
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月夜の浜辺で、若き詩人は自作の詩を朗々と高吟した。
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「いざ行かん!」と、彼は勇壮な一節を高吟しながら歩き出した。
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標準
(another's) poems
作例 · 標準
あなたの素晴らしい高吟を拝読し、深い感銘を受けました。
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文芸誌に掲載された諸氏の高吟をじっくりと味わう時間が至福のひとときだ。
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友人の高吟に触発されて、私も久しぶりに筆を執ってみたくなった。
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