客気
かっき
名詞
標準
youthful ardor
文例 · 用例
又た事実に於ても此侠客気質の幾部分は、形骸を土木の労働者、鉱山の人夫などに止めて暫らくは存在しやう。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
何でも曰附に違いないから、御亭主、一番|侠客気を出しなさい。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
もう少し年が若かつたら、心気一転、姓名判断の易者にたのんで名でも変へて見る所だが、今ではそんな客気もない。
— 萩原朔太郎 『名前の話』 青空文庫
そして、九州を過ぎ、中国筋を飛び、大坂、京の上空を過ぎて、近江の上空甲賀の山上まで飛んで来た時の佐助は、虚栄心に動かされやすい、青春客気の昂奮に、気も遠くなるくらい甘くしびれていた。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
荒川君の史論は、何等事相発展の裡面に哲理的批判を下す文明的史眼の萌芽なきを以て、主観的なる吾等には興味少なく候へ共、其考証精密なる学者風の態度は、客気にはやる等輩中の一異色に候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
たゞ青年客気感情の奔走するまゝに出たのである。
— 菊池寛 『世に出る前後』 青空文庫
青年の客気に任せて豪放|不羈、何の顧慮する所もなく振舞うた。
— 西田幾多郎 『或教授の退職の辞』 青空文庫
普段は写真を写されることを妙にテレ臭さがつて、単独で正面を切つて写したことなどは滅多になかつたにも関はらず彼は、何か目に見えぬものに逆せてゐる客気の人でもあるかのやうに、殉教者の如き一本気と、先達のやうな誇りを持つて、羞みを忘れた多くの姿勢をとつた。
— 牧野信一 『山を越えて』 青空文庫
作例 · 標準
若さゆえの客気で、彼は無謀な挑戦に挑んだ。
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「今の君は客気に満ちている。少し落ち着きなさい」と先輩に諭された。
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彼の発言は客気によるものだろうが、もう少し周りを見るべきだ。
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