トルコ帽
トルコぼう
名詞
標準
fez
文例 · 用例
びっくりして振りむいてみますと、赤いトルコ帽をかぶり、鼠いろのへんなだぶだぶの着ものを着て、靴をはいた無暗にせいの高い眼のするどい画かきが、ぷんぷん怒って立っていました。
— 宮沢賢治 『かしわばやしの夜』 青空文庫
びつくりして振りむいてみますと、赤いトルコ帽をかぶり、鼠いろのへんなだぶだぶの着ものを着て、靴をはいた無暗にせいの高い眼のするどい画かきが、ぷんぷん怒つて立つてゐました。
— 宮沢賢治 『かしはばやしの夜』 青空文庫
スエズで買ったそろいのトルコ帽をかぶったジェルサレム行きの一行十人ばかり、シェンケの側の甲板で卓を囲んで、あす上陸する前祝いででもあるかビールを飲みながら歌ったり踊ったりしていた。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
秋が来ると、若いトルコ帽の男や、髪の毛の長い男などが、大道を闊歩するのが目立つ。
— 素木しづ 『秋は淋しい』 青空文庫
……ダブダブしたズボン、袖の広い上衣、そうして其上トルコ帽、いやはや、いやはや、俺の姿は、うってつけにそれに間に合いそうだ。
— 国枝史郎 『奥さんの家出』 青空文庫
すれ違う連中の八分通りはトルコ帽をかぶったペルシア人、韃靼人である。
— 宮本百合子 『石油の都バクーへ』 青空文庫
広い桜の生わった野道を、多勢の子供にぞろぞろとあとをつかれながら、赤いトルコ帽に、あさぎの服を着た楽隊を先頭にして、足に高い棒材でつぎ足しをし、顔を白粉や何で可笑しくそめた男が、ジョーカーのような帽子をかぶって、両手をはげしく振り、腰を曲げて調子をとりとりねって行く。
— 宮本百合子 『「禰宜様宮田」創作メモ』 青空文庫
帽子の下に、もう一つトルコ帽をかぶって、仲々意気な姿だった。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
映画の中で、主人公が真っ赤なトルコ帽を粋に被っている姿が印象的だった。
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エジプトのお土産物屋には、様々なサイズのトルコ帽がずらりと並んでいる。
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昔の写真を見ると、当時の紳士たちがトルコ帽を正装として着用していたことがわかる。
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