有難さ
ありがたさ
名詞
標準
value
文例 · 用例
そういう気兼ねのいらないのは誠に二十世紀の有難さであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
日本の国の有難さが身にしみた。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
妙音観世音 梵音海潮音 観音の有難さ、それは潮の音のごとく大きくひたひたと押し寄せる。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」なぞという挨拶にはじまる女人の実体を活写し得ても、なんの感激も有難さも覚えないのだから、仕方がないのである。
— 太宰治 『女人創造』 青空文庫
私だって、お金の有難さは存じていますが、でも、その事ばかり考えて生きているのでは、ございません。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
スグ馴レルモノデス このお言葉の有難さ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
私は、おもむろに、かの同行の書生に向い、この山椒魚の有難さを説いて聞かせようと思ったとたんに、かの書生は突如狂人の如く笑い出しましたので、私は実に不愉快になり、説明を中止して匆々に帰宅いたしたのでございます。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
日本の山椒魚が、とにかく古代の化石と同じくらいに大きいというところに有難さがある訳でありまして、文句無しに世界一ばん、ここに私の情熱もおのずから湧いて来て、力こぶもはいってまいります次第でございます。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有難さについて考えている。
有難さという言葉は日本語で重要だ。
彼は有難さの意味を理解している。
この文には有難さが含まれている。