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路銀

ろぎん
名詞
1
標準
traveling expenses
文例 · 用例
父の行方の心配、都に小娘一人住みの危うさ、とうとう姫も決心して国元へ帰ろうとほとんど路銀も持たずただ一人、この街道を踏み出して来たのでした。
岡本かの子 鯉魚 青空文庫
好い加減の嘘をついて、そこに十日ほども忍んでいたが、いつまでその厄介になっているわけにも行かないので、彼は幾らかの路銀を借りてふたたび江戸へ帰って来た。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
――その移住の途中で、行軍する暴兵に掴まって、僅かの路銀を取りあげられた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
元二は前途を見渡して、此から突張つて野を越して瓜井戸の宿へ入るか、九つを越したと成つては、旅籠屋を起しても泊めてはくれない、たしない路銀で江戸まで行くのに、女郎屋と云ふわけには行かず、まゝよとこんな事はさて馴れたもので、根笹を分けて、草を枕にころりと寢たが、如何にも良い月。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
で、腰掛に上り込んで、月の硝子窓に、骨を拔いて凍付いて居たのが、慌てて、向直つて、爪探りに下駄を拾つて、外套の下で、ずるりと弛んだ帶を緊めると、襟を引掻合せる時、袂へ辷つて宙に留まつた、大切な路銀を、ト懷中へ御直り候へと据直して、前褄をぐい、と緊めた。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
肝心な事は、路銀が高値い。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
此の娘から、路銀の算段をする料簡。
泉鏡太郎 一席話 青空文庫
たしない路銀、女郎屋と云ふわけには行かず、まゝよ、とこんな事は、さて馴れたもので、根笹を分けて、草を枕にころりと寢たが、如何にも良い月。
泉鏡太郎 一席話 青空文庫
作例 · 標準
彼は親から少しばかりの路銀を借りて、夢を叶えるために上京する新幹線に乗った。
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旅先で財布を落としてしまい、帰りの路銀すら事欠く事態に陥って途方に暮れた。
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江戸時代の旅人は、盗賊から路銀を守るために腹巻きの中にお金を隠していたという。
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