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這い登る

はいのぼる
動詞-五段-ラ行
1
標準
to clamber
文例 · 用例
男は草を分けてその石垣を這い登ると、眼の上には高い甍が仰がれた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
嶺の草紅葉の色は、段々に中腹の雑木林に移り染まって恰も初夏、新緑が赤城の裾野を頂に向かって這い登るのと反対に、一日ごとに青草の彩が、麓の方へ退くのが、はっきりと分かるのである。
佐藤垢石 わが童心 青空文庫
十間も行くと四ン這いになるところがあるが、そこをくぐって廊下のようなところを這い登るとだんだん広くなって、相当の大広間になり、そのマン中あたりにナワのような太さの水流が落ちているところがあって、自然に石像のように変形した濡れ石ができていた。
飛騨・高山の抹殺――中部の巻―― 安吾の新日本地理 青空文庫
今となってはその名残を奇妙に這い登る立方体や堡塁として見ることができるのみである。
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 狂気の山脈にて 青空文庫
峯ごしの光りだけが、前山の腹から胸、胸から首……とだんだんに移ってゆく、西山の影がそれを追うて這い登るのだ。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
橋構鉄塔にはいのぼると、彼は胴にまきつけてきた用意の白いズボンの水を絞ってはいた。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
これなら、うまくはいのぼると、その上に体をやすめることができないわけはないと気がついた。
海野十三 恐竜島 青空文庫
蓮弁にのぼってそばで見られよかったが、どうも大勢が下からサイ銭をなげ拝して居る仏の蓮弁にはいのぼること、のぼらない人間の感情を思って心苦し。
一九二五年(大正十四年) 日記 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは、木登り感覚で岩壁を這い登った
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彼は必死にロープを掴み、崖を這い登ろうとした。
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小さな虫が、壁の表面をゆっくりと這い登っていく。
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