練り
ねり
名詞名詞-接尾辞頻度ランク #15880 · 青空 38 例
標準
kneading
文例 · 用例
今以てそれは不思議といへば、一度町内の子供が全部揃つて、忠臣蔵の真似をして練り歩いたことがある。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
莟みの集団の下から、房になった黄色い四弁花が、いま電燈の蒼い光にきらびやかに匂っている、茎は一皮下には、青い血が通っているのではないかと思われるほど透き通って、有らゆる春の緑の中で、最も練り抜かれた緑である、見つめていると、早春の名残といったような淡い哀愁に加えて、物の末期の惨酷を思わせる姿である。
— 小島烏水 『菜の花』 青空文庫
子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
挟箱や鳥毛の槍を押し立てて舞踊しながら練り歩く百年前の姿をした「サムライ日本」の行進のために「モダーン日本」の自由主義を代表する自動車の流れが堰き留められてしまったのである。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
実験を授ける効果はただ若干の事実をよく理解し記憶させるというだけではなく、これによって生徒の自発的研究心を喚起し、観察力を練り、また困難に遭遇してもひるまずこれに打勝つ忍耐の習慣も養い、困難に打勝った時の愉快をも味わわしめる事が出来る。
— 寺田寅彦 『物理学実験の教授について』 青空文庫
せんだんの花のこぼれる南国の真夏の炎天の下を、こうした、当時の人の目にはスマートな姿でゆっくり練り歩きながら、声をテノルに張り上げて歌う文句はおおよそ次のようなものであった、「エーエ、ホンケーワーア、サンシューノーオー、コトヒーラーアヨ。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
大劇場のプロムナードを練り歩く人の群のような気がした。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
近頃かの地でボーアに会って帰って来た友人の話によると、このまだ若い学者は、どこか近い田舎に小さな別荘のようなものを有っていて、暇のあるごとにそこへ行く、そうして平和な周囲と新鮮な空気の中に想を練りペンを使う、どうかすると芝生の上に寝転がって他所目にはぼんやり雲を眺めているそうである。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
作例 · 標準
パン職人は、生地の練りが甘いと美味しいパンはできないと言う。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
うどん作りの要は、コシを出すための丁寧な練りにある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この粘土は、しっかり練り込んでからでないと成形できない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
paste (e.g. bean paste, mustard paste)
作例 · 標準
和菓子の餡は、職人が丹精込めて練り上げたものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
刺身には、わさびの練りが欠かせない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
練りからしは、おでんの味を引き立てる名脇役だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
parading of portable shrines and floats at festivals
作例 · 標準
祭りの練りが始まると、街全体がお祭りムードに包まれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
神輿の練りは、見る者を圧倒する迫力がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供たちは、お囃子に合わせて練りの行列を追いかけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
練り(ねり)もしくはお練り(おねり)とは、神事の奉納や観衆への披露のため祭礼の神輿や山車を移動する事。祭礼中の移動時は「市中を練り廻す」「参道を練り歩く」と言う。 伝統芸能において、役者等が一定の距離を関係者らと行列して歩く(あるいは船で航行する)事。興行を前提とし、目的は襲名披露や公演の宣伝など。この場合は、「お練り」の用法が一般的。
出典: 練り — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0