詮議立て
せんぎだて
名詞動詞-サ変
標準
thorough discussion
文例 · 用例
発覚されない贋造紙幣ならば、百枚流通していようが、千枚流通していようが、それは、やかましく、詮議立てする必要のないことだった。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
「じゃが、」と主人は言葉を切って、「俺は、それを詮議立てせずに、暇を取らせようとするんじゃ。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
これは鑑賞的には全くいわゆる「うがち過ぎ」た無用の詮議立てに相違ないのであるが、心理学的には見のがすことのできない問題である。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
あたしには、父のする事を、とやかく詮議立てする資格も無し、また女の子は、父たちのなさることを詮議立てしたって何もわからないのが当り前の事ですから、あたしは、はっきりとは言えませんけれど、でも、あたしは父を信じています。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
汝等が要らざる詮議立てして、罪も無き罪人を作る閑暇に、わが如き大悪人を見逃がしたる報いは覿面。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
――オット、奴さんたしかに階段を登って来るらしいぞ、さあこうなるとパイプの詮議立てなんかしているより面白くなるて……」と云っているとほどなく、私達の部屋の入口が開かれた。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
ともかく今更そんなことを詮議立てゝゐてもはじまらぬので、翌日迎へに来るからと約して私は、酔ひもなく外へ出た。
— 牧野信一 『老猾抄』 青空文庫
まして間者とも細作とも確かに見きわめた証拠もないのに、あまりに物々しい詮議立ては、日本の侍の器量も推し測られて、異国への聞こえも恥ずかしい。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
作例 · 標準
「過去の失敗をいちいち詮議立てしても、現状は何も変わらないよ」と彼女はなだめた。
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些細なミスを執拗に詮議立てする上司の下で、部下たちは萎縮してしまっている。
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彼は自分のプライベートを詮議立てされるのを極端に嫌い、口を閉ざした。
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