人手に渡る
ひとでにわたる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to fall into another's hands
文例 · 用例
それでも気紛れな株さえやらなかったら、新婚当時養家で建ててくれた邸宅まで人手に渡るようなことにもならなかったかも知れなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
家は伯父の遺して行つた借債の為に人手に渡る。
— 加能作次郎 『乳の匂ひ』 青空文庫
一時間の後には人手に渡るべき一枚の五円紙幣に電気アイロンをあてて見る気にはなれない。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
清は十何年居たうちが人手に渡るのを大に残念がつたが、自分のものでないから、仕様がなかつた。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
清は十何年居たうちが人手に渡るのを大いに残念がったが、自分のものでないから、仕様がなかった。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
もつとにこにこしてたと思ふんだが……」「伯父さんには、大変な心配事がおありになるんだから……」「へえ、なんです、それや……」「もう云つてもいいだらうと思ふけど、この家は、おつつけ人手に渡るんですつて……」「すると、僕たちは……」「だからさ、それを考へておくれよ。
— 岸田國士 『落葉日記』 青空文庫
貧乏人ばかりでね、工場が人手に渡るとその人達も追出されるさうで、直ぐ翌日から食つて行けなくならあ。
— 三好十郎 『地熱』 青空文庫
いよいよ、こんどこそ家屋敷が人手に渡るという噂も、卒業のさしせまった富士子の動きをきめられなくしているのだろうと思うと、コトエと同様、あなたまかせの運命が彼女を待ちうけていそうであわれだった。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫
作例 · 標準
貴重な家宝が、ついに敵の手に渡る(ひとでにわたる)てしまった。
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その秘密文書は、ライバル社の手に渡る(ひとでにわたる)前に回収しなければならない。
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「え!あの有名な絵画が、今度はあのコレクターの手に渡る(ひとでにわたる)の?」
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