括り付ける
くくりつける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to fasten (something or someone) to
文例 · 用例
甚だしいのになると、風呂から外へ持ち出されないように、菖蒲をたばねて縄でくくりつけるのもある。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
何時までならいると父が云ったので、私は、黒リボンを帯留めにくくりつけるひまのなかった例の時計を電話機の前の棚のところへ出してのせ、それを眺めながら、だって父様すこし無理よ、十五分のばしてよ。
— 宮本百合子 『時計』 青空文庫
宅ではあんまりよろこばなかったが、彼女たちは私の短かい毛をひっぱって、練油と色元結でくくりつけるのを悦んだ――あたしは店さきに腰をかけて、足をブランブランさせたり、片っぽ飛ばした下駄を足さぐりしたりして、首だけ凝と据えている。
— 長谷川時雨 『西洋の唐茄子』 青空文庫
「岩にくくりつけるんだよ」 と伊孫がすましていった。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
アリスは枕をくくりつける。
— ALICE IN WONDERLAND: DREAM-PLAY 『不思議の国のアリス ミュージカル版』 青空文庫
人気のない河原に出ると、彼は大石を拾い、首をくくりつけると宇治川の底深く沈めたのであった。
— 第四巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
枝は円盤に似た竹の枠にくくりつけられるのだが、どんな小枝でも、根気よく枠にくくりつける。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
三輪で、その一つは前方に、二つは後方にあり、牡牛の背負っている鞍へ梶棒をくくりつける。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫