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棒大

ぼうだい
名詞
1
標準
文例 · 用例
が、パルチザンの正体と居所を突きとめることに苦しんでいる司令部員は、密偵の予想通り、この針小棒大な報告を喜んだ。
黒島伝治 パルチザン・ウォルコフ 青空文庫
神経衰弱地獄、神経過敏地獄、脱力して馬鹿のようになってしまったり些細なことを針小棒大に感じて不安がちだったりする地獄であります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
迷亭の記述が棒大のざれ言にもせよ、彼が瘋癲院中に盛名を擅ままにして天道の主宰をもって自ら任ずるは恐らく事実であろう。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
勿論、この話は彼等の話の要点だけであって、作り話や針小棒大と思われるところは皆|削った。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
これ等の事情をもって考るに、今の成行きにて事変なければ格別なれども、万に一も世間に騒動を生じて、その余波近く旧藩地の隣傍に及ぶこともあらば、旧痾たちまち再発して上士と下士とその方向を異にするのみならず、針小の外因よりして棒大の内患を引起すべきやも図るべからず。
福沢諭吉 旧藩情 青空文庫
鬼に金棒大丈夫でござる。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
寿は国と全く同じね、自分の側がそういう目に会うと棒大に感じ、自分の勝手で対手をそう傷けても威張っているのよ。
一九四五年(昭和二十年) 獄中への手紙 青空文庫
かく動揺されるときは、さなきだに思慮|分別の熟せぬ青年はいよいよ心の衡平を失い、些事をも棒大に思い、あるいは反対に大事を針小に誤る傾向がある。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫