春衣
しゅんい
名詞
標準
spring clothing
文例 · 用例
十二月 それ、おほみそかは大薩摩の、もの凄くも又可恐しき、荒海の暗闇のあやかしより、山寺の額の魍魎に至るまで、霙を錬つて氷を鑄つゝ、年の瀬に楯を支くと雖も、巖間の水は囁きて、川端の辻占に、春衣の梅を告ぐるぞかし。
— 泉鏡太郎 『五月より』 青空文庫
「数試春衣二月天」の句がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此野遊の題の下に、七絶二、七律一、五律一が録存してあつて、数試春衣二|月天は七律の起句である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
夏漸く近づきて春衣を棄てむとするなり。
— 蒲原有明 『春鳥集』 青空文庫
春衣を与へると言ふのは、後の理会で、魂を頒ち与へるつもりだつたのである。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
彼九州に遊びし時家を憶ふの詩あり、曰く客蹤乗興輙盤桓、筐裡春衣酒暈斑、遙憶香閨燈下夢、先吾飛過振鰭山、と。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
午後も畑へ出るつもりでいると、お梅とお民がけばけばしいレーヨンの春衣で、きゃっ、きゃっとはしゃぎながら訪ねて来た。
— 犬田卯 『錦紗』 青空文庫
彼は又、相場師生活の一例として、仕立てたばかりの春衣が仕附糸のまま、年の暮に七つ屋の蔵へ行くことなどを話した。
— 島崎藤村 『家(下巻)』 青空文庫
作例 · 標準
春の訪れとともに、**春衣**をまとった人々が街を歩いていた。
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彼女は、春らしいパステルカラーの**春衣**を新調した。
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「わあ、素敵な**春衣**だね!どこで買ったの?」と友人は尋ねた。
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